2012年05月10日

新源里の市場

食べるのが好きなので、食材を見るのも好き。作るのは嫌いじゃないけど、そこまで好きではない。
が、家での食事が多いので、潤田農園の野菜以外で何か必要になった時に食材調達に足を運ぶのが市場。
普段は家の近所の市場で済ませる事が多いのだが、たまに足を運び、そしてその度に感動するのが新源里にある「三源里菜市場」である。
ここ、たぶん前にも書いたけど外国人で賑わっているので有名な市場で、たぶん普通のローカル市場より若干高めなのだが、とにかく外国食材の充実度が半端ではない!
レモングラスやら、イタリアンハーブやら珍しいチーズやらなんでも揃ってて欲しいと思って未だに見つけてないのはミョウガくらい!美味しそうな物って見てるだけで幸せになる。

でも、私が一番好きなのは、市場で大量に買い物している人を見ること。
これ、日本でも海外でもどこでもそうなのだけど、市場に行くと必ず「ここの家のご飯、おいしそう!!」と思うような買い物をしている人がいる。しかも大家族を匂わせるような買い方で。
そういう人を見つけたときはさり気なく後をつけたりして何を買ってるのかリサーチすることにしているのだが、昨日も三源里市場でそんな人を見つけてしまった!そして後をつけた!

昨日ゆみこのターゲットになったのは、南の方のなまりがある中華系ファミリー(シンガポール人と推測)、ボスは70代くらいの背が低いお母さんで、そこに推定嫁と推定息子、そしてお手伝いさんの4人で買い物。
このお母さんの野菜を見る目の確かな事!店の人がいろいろ薦める中で、その店で買う価値がある野菜をどんどん選んで行く。
「竹の子が欲しいんだけど、この店先に出てるのは育ちすぎてるからいらない。もっといいのがあったら買うから出して。(奥から出てくる)あ、それでいいわ。4本ちょうだい。下の使わない部分は切ってから測ってちょうだい。」
「お母さん、ホワイトアスパラがありますよ。おいしそうだし買いましょうか?」
「あまり太くなってない、柔らかそうなのにしなさい。ちゃんとよく見て選ぶのよ。」
「お母さん、あっちで別の野菜も見よう。」
「はいはい。」

なんというか、このお母さんを中心に回る中華な食卓のイメージ。家に帰ってから、今度はキッチンで采配を振るうお母さんの姿、そしてその後食卓にババーンと並べられる湯気の立ち上る料理たちが目に浮かんで「はじめまして。ところで今日お宅にお邪魔していいですかね?」と声をかけたくなる。
私は大家族で育っているので、大勢で食卓を囲むのが大好き。
自分はチマチマとしか買い物しないけれど、こういう風に一族分バーンと買う買い方、そしてキッチンに何人も人が立って料理をする風景は私にとっての台所の原風景でもある。

イタリアのお母さんもアフリカのお母さんも市場での駆け引きはそれはもう見事で、自分が買う食材の良し悪しを真剣に見極めている。そういう情熱は売り手にも伝わり、売る人もなんだか楽しそう。

ちなみに私は昨日漁夫の利にあやかり、中華お母さんが買ったのと同じ竹の子とホワイトアスパラを買った。
しかも直後に買ったので友達に間違われ、安くしてもらえた。
ありがとう!見ず知らずの中華ファミリー。

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昨日の戦利品。
竹の子、ホワイトアスパラ、ミント、マンゴスチン、ブラウンマッシュルーム、アボカドなどなど
全部あわせても日本円で1000円しない。
オレンジ色の丸い物体は、中国の国産レモン。普通のレモンより酸味がまろやかなので、そのまま切ってサラダに入れて食べたりしている。(農薬が怖いので皮は取ってる)

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ミントはこのようにミント水にする。
消化を助けてくれるし、さっぱりするので夏にぴったりの飲み物。
私は冷え性なので1日にコップ1杯くらいしか飲まないが、のっぽめがねが残りをあっという間に飲み干す。
ミントは小さい袋いっぱいに買っても1.5元くらい。4〜5日分くらいあるので、家に帰ったら水につけてよく洗い、水分を切ってジプロックにいれて冷蔵庫に保存。
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昨日の一番の戦利品。ボフォール(フランスの老舗ブランド)の粒マスタード。
たぶん日本で買うと500円近くすると思うんだけど、16元(今のレートで208円くらい)。
こういう物を見つけたときのアドレナリンの出方はすごい!
本当は「うわ〜!!!これ置いてあるの?すご〜い!!うれしい〜るんるんとはしゃぎたいくらいなのだが、それをやるとお店の人に足元を見られて高く売りつけられる可能性があるので、あくまでも冷静を装い「おいくら?」と聞く。
で、安く買えると嬉しくて帰り道ウキウキ。

素敵なファミリーも見られたし、良い買い物もできたし、市場ってやっぱりいいなぁ。

posted by ゆみこ at 12:05| Comment(0) | わたしの好きな風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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