2012年11月18日

骨折の顛末1

10月13日深夜。自宅で暗い中戸締りし(メガネしてなかった)本当にほんのちょっとした段差につまづいて転倒。(後に「そういう風につまづくってもう若くないんだなぁ私たちと思った。」となぜか友人までしんみりさせる)
思いっきり手をバシンとついてしまい、右手に体重がかかって斜めに倒れた。かなり痛くてちょっとヤバイか?と思ったものの、まさか折れているとは思わず就寝。

10月14日
普通に7時間くらい寝て起きる。
腕を動かし確認してみると右腕に激痛。
骨は折れてないだろうけど、筋を違えてしまったかもと思い某外資系クリニックへ。

レントゲンを撮ったら技師さんに「ああ、骨折してるね。」と言われ、そこから目の前真っ暗に…。
診てくれた外国人の先生に「ここはとてもインポータントな場所だからすぐに転院して手術が必要。」と言い切られ、口調的には転院して今日すぐ手術くらいの勢いだったのでさすがに一人で手術とか無理!!と思い、中国人の友人に電話。
残念ながら彼女は北京にいなかったものの、日本語が話せ海外旅行保険の手続きにも詳しい親戚の人が私が転院する外科手術では有名なローカル病院、J医院に来てくれることになった。

J医院にタクシーで移動。ここは中国全土から患者さんが集まるので、廊下にはストレッチャーに乗ったままの患者さんが放置されてたり、なんか服に超血が付いている人がいたりと、とにかくすごい混雑。そして診察室に入るとまあ予想はしていたが私が診察を受けている間に知らない人が次から次へと入ってきて一緒にレントゲンを見たり、「こっち先に診てくれ」と交渉しはじめたりカオス。
こういうの精神的に弱っているところに更にダメージを受ける。
で、J医院の先生「手術しなくてもしてもどっちでもいいけど、今ベッドがないから一週間以内に決めろ。もし手術するならベッドの問題はそっちの医院長とウチの医院長で話し合えば。」と付き添いの看護師さんに言い放つ。

詳しく話を聞くと、手術をしたほうが後遺症が残る可能性が低くなるのでした方が良いんじゃないか、という結論。
そして手術した場合は1週間の入院が必要だとか。
更に打ちひしがれ、手を固定する為に地下に降りる。
で、昨日UPしたあのギブス(最初は温まっていて柔らかい状態で、腕の形状に合わせて変形させる。冷えると固まる)をつけてもらったわけだけど、それがまた…

技師室はあるのに、そこのベッドは技師さんたちのお茶のカップやらなんやらが置いてあり、「廊下の方が広いから廊下でやろう。」
「え、でも服脱ぎますよね?」
脱がなきゃできないだろう。」
「廊下で脱ぐんですか?部屋の中はダメなんですか?」
「じゃあ、あそこにトイがあるからあそこで脱いでこい。」
まーじーでー!!!???
たまたまユニクロのタンクトップ型のブラトップを着ていたので、モロ出しにはならなかったものの、それにしてもなぜ部屋があるのに廊下。そしてトイレ。
最初のクリニックから付き添ってくれた看護師さんが、トイレで服を脱ぐのを手伝ってくれ結局廊下でギブスをつけてもらった。

北京生活通算9年だからこそ言える。
この環境で1週間入院とか、私絶対無理
予言します。まず手術室含め病院全体の衛生管理が間違いなく非常にカジュアル。そして黙っていてもどんどん患者さんが来るこの病院、スタッフの皆さんも若干殺気立っており、優しく看護とかまずない。
6人部屋で清掃は某大手産科医院で見たように、汚いモップでまあるくザーッと拭いていくに違いない。
(あくまでもゆみこの想像です)
もう本当にどうにもならない状態ならいざ知らず、もしかしてしなくてもいいかもしれない手術をわざわざこの環境では絶対にしたくない。

付き添いに来てくれたLさんの運転で最初のクリニックに戻って最初に診てくれた先生と話し合い。
「手術はしてもしなくてもどちらでも良いとのことでした。」
「No.絶対に手術は必要。」
「でも、あの病院の環境は私には耐えられません。」
「だけどあそこが外科手術では北京のベストホスピタルなんだ。」不得意な英語で話しているせいか先生の断固とした口調に若干苛立ちを覚えてしまうのはなぜ?
っていうか、あの環境、先生なら耐えられるのかと聞きたい!
「わかった、君に3つチョイスをあげよう。1.J医院、2.やっぱりローカルのB医院、3.ローカルだけど私立の綺麗な病院。あ、あとジャパンに帰るという選択肢もある。でも手術はマスト。折れていたのはアンラッキーだったけど、折れているというのが見つかったのはラッキーだったよ!放置してたら大変な事になったからね!手術をすれば君は来月日本に帰る時に自分でスーツケースを持って楽に帰れるよ!ノープロブレム!!(満面の笑顔)」

先生に善意こそあれ悪気はないのは十分にわかってるのだが、なんか欧米人なら安心するかもしれない最後のこの軽いノリにも本当にイラッとする。ごめんなさい。
この不毛なやり取りの間、Lさんが外に出てどこかに電話してくれていた。
そして会計を待つあいだ「新しく出来たオアシスホスピタルに電話して確認したら、ゆみこさんが入っている保険なら使えるし、外科の先生はもともとJ病院の出身で、手術の際も必要ならJ病院から医者を呼んでいるという事でした。明日そっちに行ってみたらどうでしょう。手術するにしても、いつベッドが空くかわからないのを待っているのも良くないですし。」
そっか!あまりにテンパっていて思いつかなかったけど、別に病院変えてもいいのか!!!
スリーチョイスだけじゃないんだ!!!
ちょっと視界が開けた感じがした。いつも中国の人って集団で病院に行きすぎだと思っていたが、第三者がいるとこういう建設的な意見が出る場合もあるのね。ありがとうLさん!
Lさんがオアシスホスピタルの日本部のマネージャーさんに連絡してくれて、次の日の9時半で予約してくれ、自宅まで送ってくれた。

自宅に帰ってから、実家や夫(のっぽめがね一足先に帰国済)に連絡し、固定した腕で何ができるのか試してみたら水のボトルも開けられす、左手でカッターを使ってつなぎ目を一個ずつ切って行きやっと開いたのが20分後。
あまりにショックでこの日は昼からなにも食べないまま就寝したのだった。
posted by ゆみこ at 00:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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