2012年08月30日

内モンゴル旅行1日目

あれは8月12日だった。のっぽめがねと共に夕食を食べ、のんびり歩いていると
「あ、風が秋の風だ。草原から吹いてくるんだよなぁ、草原行こう、草原。」
と言い出した。

この人のこういうところ、私とそっくり同じなので何も言えず…
むしろ急な旅行は「はい、喜んで〜!」なのだが、草原、すでに寒いんじゃないのか?寒いところは苦手なので、それだけが非常に心配。

13日月曜、会社にいるモンゴル族の人にオススメを聞いてみると言い残して出社。
そして16日木曜に出発決定!
どうやら会社の同僚Sさんのお母様の実家があるシリンゴルの正ジョウ白旗という町で、ナダムという草原のお祭りが開かれるらしいのだ。

結局、同僚Sさんもなぜか一緒に行くことになり、Sさんの彼とその友達も一緒に行くことになり、Sさんのお母さんもフフホトから実家に帰ることになるという一大イベントに発展したのであった。

ということで8月16日

Sさんの彼が車を出してくれたため、夕方に北京を出発。
車で約1時間半も走ると、景色はどんどん変わってくる。
緑が増えて、大きな風力発電の装置がぐるぐる回っていたり。

途中で一回、貨物運送トラックの渋滞に巻き込まれたが、内モンゴルに近づくにつれて対向車も前後も他の車両がない状態になり、Sさんも車で行くのは初めてということで、日が暮れてからは道を間違えないように何度も確認しながら進んだ。(でも一回間違えちゃったけど)
内モンゴルに入ってからは、高速道路の標識もモンゴル語と中国語の併記に変わった。
Sさんは「昔はこんな気遣いはなかったから、政治家が変わったんだと思う」としきりに感激していた。
フフホトで育ったSさんは、自分は親の意向できちんとモンゴル語が学べる学校に行ったが、中国語しか使わない学校がどんどん主流になっていて、モンゴル語を話せない、書けないモンゴル族がたくさんいるの、と寂しそうに話した。
高速を降りて、窓を開けると風が草の匂いで、のっぽめがねの「緑茶の香りがする」と言う一言がなぜかみんなに大ウケ。
小さな村の舗装してない道を通り抜けて、現地にたどり着いたのは夜の9時過ぎ。
約4時間半ちょっとのドライブ。うーん、近い!

Sさんのお兄さん(実の兄ではないが、近い親戚の人)夫妻と小学生の息子が、レストランに案内してくれた。
IMG_1363.JPG
まずは、お約束のミルクティー。
このしょっぱいミルクティーが私ものっぽめがねも大好きなのだが、一緒に行った漢族のLさんも「チベットに行った時に、最初は慣れなかったんだけど飲めば飲むほど美味しく感じ、最後には水筒を買って入れて持ち歩いた。」というほど好きで、みんなでガブ飲み。
やはり漢族や外国人は最初慣れない人が多いらしく、私たちの飲みっぷりにSさんもお兄さん夫妻も喜んでくれた。

次に出てきたのが
IMG_1364.JPG
沙葱(shacong)
これ、今回絶対に食べたいと思っていたので、最初に出てきて本当に嬉しかった。
7年くらい前に北京のモンゴル料理屋で食べて、その時一緒に食事をしていたモンゴル族の人が「内モンゴルの羊は新鮮な沙葱を食べてるから肉がくさくないんですよ。」と説明してくれたのだが、ネギのようなニラのような、ちょっとクセになる味わいなのだ。
しかも内モンゴルで食べた沙葱は7年前に食べたのと比べ物にならないほど新鮮で美味しかった!
ちなみに手前に写っているのは羊の油で揚げた揚げ菓子。塩も砂糖も一切付いていないのに、羊の油の旨みなのか噛み締めるとじんわり美味しい。しかも全然油っぽくなくてカラッと揚がっている。

しかし、これらが食卓に並んだあと、他の料理は一向に出てこない。
Sさんの彼Dさんが「おい、他の物は頼んでないのか?」と聞くと「もちろん頼んでるわよ。私たちはね、こういうのをつまみながらお酒を飲んで温かい食べ物が出てくるのをのんびり待つの。オーダーしたから作っているのは当たり前でしょ、それを急かしたら喧嘩になるから誰も何も言わないの。」
確かに北京で食事をしているときの「服務員〜〜(店員さぁん)」とがなり立てる声は聞こえない。
この町では、漢族の人たちもモンゴル族の人たちにうまく溶け込んでいるそうで、80%の人がモンゴル語を話せるのだそうだが、お互いに尊重し合いながら上手くやっているのだろうなぁ。

そんな話をSさんに聞きながらも、お腹が空いたみんなはなんとなくソワソワ。
しかし、待ちに待って運ばれてきた主食は、男性陣を含む全員が「いやいやいやいや、さすがにこれは無理」という量の羊肉の餃子に、羊肉を挟んだ餅(日本の餅ではなく中国式の)だった。
ものすごくお腹いっぱいなのに、なぜか餃子は一個、もう一個と食べたくなる不思議な餃子で、私もかなり健闘したのだがやはり食べきることはできず。
残すのはあまりに惜しい!!!と思っていたら、Sさんがちゃんとビニール袋に入れてお持ち帰りにしてお兄さん夫妻に渡していたのでホッとした。

小さい町なので、予約しておいてもらったホテル(超こじんまりしたモーテルみたいな感じ)も歩いてすぐ。
簡素だけれどお湯もしっかりでる清潔な部屋で満足して眠りについたのだった。
posted by ゆみこ at 18:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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